CAD面版の粘着力の強弱!

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 「こんなに弱くても大丈夫なの?」

まず「リピターCAD面版」を初めに粘着部分を触った時の誰しもの感想です。

「では現在のCAD面版はどうしてこんなに強いのか?」・・・・答えは「ズレルから」と10人中8人の人は答えます。

 では問題「溝切テープの粘着は強いか?」・・・答えはそんなに強くはないです。まして12mmから15mm巾のテープ状です。・・・ましては剥がした時に粘着剤が残らない様な物を顧客は望んでいる訳です。「後掃除が大変だから」・・・なんか矛盾してませんか?

 溝切テープの短い物は飛ぶから瞬間接着剤で固定するのは判りますが・・・

 でもCAD面版は一体式の物ですから短い物も飛びません。

 ボブストUSA社での面ピタ君の実施テストの時の優秀な指導員の方は答えて頂きました。「粘着が弱いと面盤に転写されずに抜型に残ってしまうから・・・」この事が現在のCAD面版の強粘着に繋がっている事が理解出来ました。

 日本でも水平に保たれないCAD面版が転写ズレを起こしている事は大手さんで有れば十分理解されています。

 其の為には大量のピンやガイドを取り付ける為に時間も掛かれば抜型への固定力が強く成り過ぎるので粘着が弱いと面盤への転写が出来ない事から要望として強粘着に成った様です。

 其の変わり剥がしの作業には大変な労力が必要です。・・・・納得です。

 私達の「面ピタ君」のシステムの精度の最終クリアーが弱粘着でした。なぜかと言うとガイドに通したCAD面版が少しでも面盤に触れると、其の箇所でくっ付いてしまい、其のまま押し込んでもズレてしまい正確な転写が出来ない事が判明して、ひたすら面ピタ君個数を増やして垂れ下がり状態を作らない事に終止していました。

 ・・・が、いざ手で押し込む時に左右の手で前後が出てしまうとズレてしまいます。この事が多面付けの物をセットする時にどうしても数面が起きてしまいました。

 岡山のパックロードの中桐社長さんは大きな板状の物で1面ずつ正確にすべての面ピタ君を押し込む事で正確な転写が出来ると教えて下さいました。

 面盤に触れてもCAD面版がくっつかないで押し込んで初めて面で接着出来る弱粘着のCAD面版はこの事から本来は生まれました。

 実は貼ったり剥がしたりが目的では無かったのがCAD面版の弱粘着だったんです。もちろんフイルム面版開発時には貼ったり剥がしたりの目的に実用新案を出して、ついでにCAD面版の事もうたった訳ですが、あの時分はCAD面版なんて手がけようとは思いも拠らなかったし、おまけでCAD面版も貼ったり剥がしたりの機能をうたっただけでした。

 この事は、面ピタ君の販売当初はうたわなかったので皆さん精度追及が弱粘着に繋がる事が理解されていない状態に成ってしまいました。

 少し後悔しています。やはり情報開示は重要です。この事が「面ピタ君」の精度問題として勘違いしておられる方が多いからです。

 もちろん、当社の「リピターCAD面版」の完成が遅れてスプレー糊55でごまかした事も影響したのですが・・・

 早い時期にこの貼ったり剥がしたりの「リピターCAD面版」は実用新案から特許に切り替えています。もちろん精度追求の必要手段としての文章も追加してです。

 なぜなら弱粘着が精度追求での必要性が理解出来たからです。「面ピタ君」と「リピターCAD面版」は車の両輪と位置付け世界に普及をさせる為に10月1日から再度米国に飛びます。

 弱粘着は簡単に貼って剥がせる事が1mmステンレス置面盤が要らないと言う事だけでの理由では有りません。精度の追求には絶対に必要です。

 又、多少の垂れ下がりはOKなので面ピタ君の個数を減らせて作業面でも大変に時間短縮に繋がります。

 当社はつながり部分がしっかりしている商品では2個だけの転写をお勧めして大きいCAD面版は分割しています。

 今回、ラミネートや糊引き作業に詳しいパックロードさんと共に「リピターCAD面版」の開発を進めています。

 又、販売協力の方もパックロードさんにお願いして行く段取りです。

 正式な製品が出来るまではもうしばらく時間が掛かりますが当社は既に顧客先での供給を始め、問題点が有れば改善する方向で動いています。