①バラける!!(メイキングの考え方)板紙編

◇メイキング(ゴム貼り)・・・バラケの原因の要素としては一番始めに疑わなければいけない事です。なぜならばバラケの原因を安直にニックと考えるとニックの入れ過ぎとなり落丁でのトラブルと成ります。又、入れたニックは刃を取り替えなければ元には戻せません。

 〇良くあるメイキングに拠るバラケのトラブル

1、角部分のメイキング無し。吐き出しが出来なかったり吐き出しの遅れの原因と成りバラケます。

2、3mm巾前後の溝部分の不適正メイキング。柔らかいゴムでは刃間に詰まりバラケに繋がります。又、硬いゴムでも刃の脹れでの打抜製品の形状不良やベニヤのへたる為にゴム高さが刃との適正な関係が崩れてしまい吐き出しが遅れバラケに繋がります。

3、10mm前後の溝部分は通常ゴムスポンジで構わないのですが10mm以上空けて貼ると其の空間部分に抜材が曲がり、入り込むので吐き出しが遅れます。打ち抜材のコシが無い物や薄い物、溝巾が紙目方向の物は入り込み易く、結構理解されていない場合が多い様に思います。

4、ゴムスポンジの劣化に拠る吐き出しの遅れ。抜型を重ねて保管していたり、長期間の抜型の保管されていた物は必ず指で押しゴムスポンジを確認してからの作業をしないといけません。又はゴムスポンジの粗悪品は短期間で反発力低下に至ります。

5、メイキングは打抜きスピードに応じたゴムスポンジの硬度が必要で7000回転以上はバルコランなどを使わないとまず吐き出しが遅れる為にバラケの原因になり対応出来ません。

 メイキング自体も普通のゴムスポンジでは無理でグレーメッシュやバルコラン(硬質のゴム)で対応しないといけないのですが、其の為にはベニヤ自体が硬くないと凹みホールドする効果がなくなります。

 海外ではベニヤ自体が硬い素材(フィンランド材など)が一般的で日本で使われているシナ材は非常に柔らかいので今後は他の材に変える方向で行かないと行けないのではと考えています。重たいのでオペレーターさんは嫌がりますが・・・

6、良く有るチョコ停にはUV印刷の乾きが不十分な為に硬質ゴムスポンジ使用しても、へばり付く現象が発生してスピードを上げるとバラケに成ります。グレ^-メッシュなどがゴムスポンジ表面面積全体に押し当てられないので有効ですが、応急処置としてパウダーなどを抜型全体に振り掛けるとある程度のロット迄は対応出来ます。

7、ニック部分のメイキングはニックが通常スポンジでは刃左右に引っ張られてニック効果が低減する事は一般的に知られる様になりコルクや硬質ゴムが使われる様になりましたが、反面、製品に付くメイキング跡に製品としての美観を損ねる為にクレーム対象としてトラブル指摘される事も有るようです。対策としてコルクで有れば三角コルクや硬質ゴムもC型ゴムを使う方が良いと思います。

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