打抜トラブル回避の為のチャート集作ります!!

 ブログにて打抜生産現場で起きるトラブルのチャート集を連載していきます。

ある程度出来た時点で下記の項目でまとめ上げます。御利用して下さい。

打抜現場のトラブルチャート

① 刃→切れない・バラける(ニック・抜圧)・紙粉


② 罫→罫割れ・罫線折曲精度・折曲トルク

③ カス取り→ストリッピング(穴落とし)・ブランキング(製品落とし)

④ 品質→良否判定・品質要求

⑤ 生産性→セット時間(ムラ取り・面切作業・カストリ)・打抜運転スピード・後工程

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①切れない!

一般的な切れないは下記の様な原因です。

◇抜型ムラ・・・刃物自体の高さムラと刃曲げ時の直角精度や刃厚み部分の逃げが有ります。

又、抜型ベニヤのレーザーカット溝に対しての刃曲げ精度の悪さから無理な刃入れをする事での刃の歪みが有ります。

◇刃材選定ミス

 化成品の打抜きや特殊表面処理された印刷紙には刃先が鋭角刃でないと抜けない事が有ります。
 又、刃先硬度が低かったり加圧原因での早期刃先潰れも原因と成ります。
 後は密度の高い厚みのある素材にも安易に刃厚を厚くすると刃厚みが材料に入り込む事が困難となり切れなくなります。

 

 ・1つの抜型に種類の違う刃材を使うとB/F以上のダンボールの打抜きの様に加圧気味で抜く場合刃先や母体の硬度が著しく違う場合やウエーブ刃との平行使用の場合は直刃の刃先の耐久性がウェーブ刃の刃先より、弱い為に加圧気味での打抜きが必要な材質構成が硬い場合は避ける。

 

 ・材質構成が硬いダンボール・・・しのぎ刃やパワーブレードが良いです。普通刃でも1.07以上の刃をお勧めします。

 特に強化中芯の場合は段目に沿った刃は製品側に段が流れるので曲がる為厚い刃物をお勧めします。

 ステ刃が有る場合は製品の刃よりもステ刃を優先させる事が必要で矛盾しますがヒゲの嵌まり込みを防ぐには製品刃を分断する事も必要です

 ・厚ボール紙・・・・刃の喰らい込みにより非常に刃が抜け易いです。かといって2段刃やしのぎ刃を使用すると厚ボール紙表面を持ち上がり見た目が悪くなります。

 

 

◇抜圧不足

 打抜機の抜圧が打抜機により違います。やはりボブスト製打抜機は抜圧が高いです。

 又、打抜機により最大刃材長さなどがマニュアル表示されていますが罫線長さや打抜材料や製品バランス
により全然違いますので安易に刃材長さだけで判断すると非常に危険です。もちろんメイキングに拠るスポジゴムやコルクの使用量によっても全然違います。

◇製品配置のバランス悪さ

 左右上下のバランスの悪さなどが余分に打抜圧が掛かりますのでバランス刃を入れると良いです。

 ・悪い製品配置とバランス刃の例

 

◇打抜機の整備不良

   打抜機バランスの整備は定期的な調整は絶対必要ですがうまく使うと調整期間長さは飛躍的に向上します。
 打抜製品バランスに対してのバランス刃の配置は特に重要ですが異物(グリッパーバーや工具など)をプレス部分で挟んでしまうなどの事故は絶対に避けたい物です。

 まれですが打抜機の生産される中で「当り」も有るみたいで非常にバランス調整など長期間整備不要と言う打抜機も存在しています。