CAD面版付抜型!?

 7月10日以降にとうとう取り掛かります。すべての受注板紙抜型にCAD面版添付する事とします。
 当社が22年前にすべての抜型に当たり前にスポンジを貼る事を紙器ダンボール業界に提案いたしました。其の当時はほとんどの抜型はスポンジを貼らずに納め、打抜生産現場で当たり前の様にオペレーターさんが貼っていました。
 抜型メーカーがスポンジを貼る事はなぜかしらタブーで抜型メーカー大手数社しか対応していませんでした。
 当社も顧客からの戸惑いやスポンジに対するクレームで初めのうちはトラブルの連続でした。しかし定着すると世の中からスポンジを貼らない抜型は未完成と評価するまでとなりました。今ではコルクや硬質ゴムまで求められる事となりました。
 
 面取り作業も昔は板紙を糊引きしてカッティングプレートに貼り込んだ後に打抜きを一回した後にカッターと定規で溝を形成していました。この事を面切作業と言われました。職人さんが一定の巾で溝を形成するのは打抜業界では花形の職人でした。
 其の後に溝切テープが普及して初めてでも簡単に面取り作業が出来る様になりました。しかし両端の厚み斜め作業は相変わらず手間が掛かり専用の機械まで売られて溝切テープの普及が進みました。
 しかしこれからはCAD面版が急速に普及すると感じます。昔、関東の抜型メーカーさんが「抜型にすべてCAD面版を無料提供します。」と打ち出して営業しましたが結局は顧客先の倒産などで立ち行かなくなりました。
 其の考え方を踏襲したのが無名総研会長でも有るアイコーさんの八木社長さんでした。八木社長さんは現在のスタイルをとる迄、顧客に納品の時にCAD面版をゴミ箱に捨てられた事も有ったと話をされていました。
 私は面切作業をしないと罫線が曲がらない通常板紙の打抜作業にはアイコーさんの当たり前にCAD面版を付ける考え方に共感してこの事を模索し、打抜技術の先進国で有るヨーロッパでメタルカウンタープレート(溝だけを掘り込んだ面盤)やCAD面版がすべてを占めるのを目の当りにした事で今回の事を確信しました。
 「面ピタ君」の開発はフイルム面版の位置決めをどうするか?で開発してCAD面版の転用が出来た瓢箪からコマみたいな商品です。又、リピター面版はCAD面版の可能性を広げる位置付けで開発いたしました。
 当社では現在CAD面版はアイコーさんでお願いしてた訳ですが7月初旬に面版作成機が導入されます。 導入されるからにはCAD面版の新たな可能性を模索し使い勝手の良い商品開発に生かして行きたいと思います。