■フィルム面板製作マニュアル①ベース粘着フイルム編

フイルム面板の製作にはCADシステムとプロッターが必要です。もちろん抜型にも位置決め冶具を施さないといけません。抜型のレーザーカットの穴もフイルムに空ける穴も20.3mmの共通の穴の大きさで宜しいです。レーザーのカット巾は0.7mm以下が宜しいでしょう。冶具には回転止めが施して有りますが瞬間接着剤での固定をお勧めします。
まず抜型作成用のデーターに位置決め冶具の穴を3ヶ所から4か所を施します。

 フィルム面板は特殊粘着を施したフイルムの粘着面の無い方にテープで溝などを施します。
よってCAD面板と同じく抜型の裏面図形により作業をいたします。


 溝巾は溝形成テープの厚みは0.7mmを使用しますので0.9mm罫線で2.6mmから3mm位、1.4mm罫線で4mm前後で設定すればよろしいかと思います。

フイルムに描画する時剥離紙のままでテーブルで吸引してするとタワミがでて正確に描画できないので必ず樹脂板などの上に剥離紙から剥がしたフイルムを粘着面で貼りこんだ後にベース樹脂板を吸引して下さい。当社では軽くて扱い易いのでプラ段をベースに使っています。
写真では確認出来ずらいですが20.3mmの穴は切り取りますのでプロッターでのカットはひつようです。
 フィルム厚みは2種類のフイルムが用意されています。
 カートンマスターやアローカット、ボブストなどグリッパーバーで段ボールを引っ張るタイプ、又はビクや手差しプレスなどでは0.1mmのフイルムを使います
 このタイプは粘着フイルム上に各種テープを施した後に全体に0.05mmのカバーフイルムを施します。
 この事でフイルムの合計は0,15になりますが、この厚みは一般的な溝切テープのベース部分の厚みです。
 もう一方の厚みは0.188mmで現在は透明なフイルムです。このフイルムはユニプラテンやM&Mオートプレスなどで面板上にバーが直接触れて給排紙をする打抜機です。透明フイルムはプロッターでのボールペンでの描画の適性が無いので0.1mmフイルムと同じ白いものを次回ロット粘着加工分から製造予定です。
 この0.188フイルムの場合は表面強度の関係から0.05mmカバーフイルムでは耐久性に問題が有り0.1mm厚で50mm巾のダンプロンテープを溝形成部などに上から貼っていきます。この事で0.288厚のフイルムになるので抜型の罫線の高さを0.2mm低くした方が良いと考えています。